主要な資産の利回り比較(2021年6月)主要先進国では債券利回りが低下

主要な資産の利回り比較(2021年6月)

■主要先進国の債券市場では利回りが低下しました。月央に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)において、予想外に利上げ前倒しの見通しが示されたため、米国の長期金利は一時上昇したものの、すぐに落ち着きを取り戻しました。また、主要先進国を中心にワクチン接種の進展などから景気回復期待が高まりましたが、米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)が金融緩和政策を維持したことも利回りの低下につながりました。

■株式市場では、米国の利上げ前倒し観測などから、一時リスク回避の姿勢が広まりました。しかしその後、長期金利が落ち着いて推移したことや、ワクチン接種の進展を背景とした景気回復期待などを主因に、米国の主要株価指数が過去最高値を更新するなど堅調だったため、株式の配当利回りは概ね低下しました。

■リート市場は、世界的にリート価格が上昇傾向にあったものの、欧州や豪州などでは配当が増加したため、これらの国・地域では配当利回りが上昇しました。

 

(2021年7月9日)

印刷用PDFはこちら↓

主要な資産の利回り比較(2021年6月)

関連マーケットレポート

2021年7月5日 米雇用統計で雇用者数は85万人増

2021年7月1日 上昇しない長期金利下で堅調なS&P500、NASDAQ

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向や、マーケットで注目される旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく、丁寧に説明します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会