2020年8月の注目イベント コロナ再拡大、経済再開、米中対立再燃の3つの「再」に注目

2020年8月の注目イベント

■新型コロナ問題は中国など一部の国では感染抑制策が機能している一方で、米国やスペインなどでは感染再拡大の様相を示している他、多くの新興国では新規感染が拡大傾向にあり、終息のめどはまだ立っていません。日米欧や中国などで進められているワクチン開発の進捗が注目されます。各国・地域では引き続き緩和的な金融政策が継続され、感染再拡大などで足踏みする経済への追加支援が打ち出されるとみられます。

■各国の4-6月期GDP成長率は総じてコロナ禍による落ち込みが見込まれますが、主要先進国を中心とした大規模な財政・金融政策等が支えとなり、4-6月期を底に回復に向かうことが期待されています。ただし、感染再拡大による経済再開のペースダウンなどには注意が必要です。

■足元では米中関係が再び悪化しています。弊社では、トランプ米大統領は選挙に向けて対中牽制を続けるものの、経済への影響が出ない範囲に留めるとみています。今後の対立の行方が注目されます。

(2020年7月28日)

印刷用PDFはこちら↓

2020年8月の注目イベント コロナ再拡大、経済再開、米中対立再燃の3つの「再」に注目

関連マーケットレポート

2020年7月8日 吉川レポート:分岐点か踊り場か

2020年6月15日 ロックダウン解除と『感染再拡大』と経済

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向や、マーケットで注目される旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく、丁寧に説明します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会