主要な資産の利回り比較(2020年4月)経済再開期待からリスク資産の利回りが低下

主要な資産の利回り比較(2020年4月)

■4月の主要資産の利回りは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で急上昇した前月から、リスク資産を中心に低下しました。各国の積極的な財政金融政策に加えて、米欧での感染拡大がピークを越えたとの見方から経済活動再開への期待が広がり、投資家のリスク選好姿勢が強まりました。

■主要国の国債利回りは、経済指標が急激な悪化を示す中、中央銀行の国債買い入れも後押しし、小幅に低下しました。また、3月に大きく売られた社債の価格は、米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)による社債市場への資金供給策が好感され、持ち直しました。国債と社債の利回り格差が縮小し、社債利回りは大きく低下しました。

■株式市場やリート市場は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の制限が緩和され、経済が早期に最悪期を脱するとの期待から大きく反発しました。これに伴い、株式の配当利回りは低下しました。リートの配当利回りも、日本市場を除き低下しました。

(2020年5月14日)

印刷用PDFはこちら↓

主要な資産の利回り比較(2020年4月)経済再開期待からリスク資産の利回りが低下

関連マーケットレポート

2020年5月12日 リート市場の振り返り(2020年4月)

2020年5月8日 先月のマーケットの振り返り(2020年4月)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向や、マーケットで注目される旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく、丁寧に説明します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会