メキシコペソは底堅く推移(2019年7月)低金利環境で高金利通貨ペソへの需要が継続

2019/07/17

メキシコペソは底堅く推移(2019年7月)低金利環境で高金利通貨ペソへの需要が継続

【ポイント1】政治の混乱は落ち着く20190717lt1

財相辞任で金融市場は一時動揺

■7月9日、メキシコのウルスア財務公債相が辞任を発表しました。政権内での経済政策を巡る意見の相違を辞任の理由としており、この突然の発表で金融市場は動揺し、メキシコペソは一時2%超下落しました。

■オブラドール大統領は後任として同省次官のエレラ氏を充てる人事を発表しました。エレラ氏は市場から評価されており、メキシコペソは落ち着きを取り戻しました。

【ポイント2】当面のトランプリスクは後退20190717lt2

インフレが落ち着けば利下げが視野に

■6月10日に予定されていた米国によるメキシコ製品への関税が回避され、メキシコにとって当面のトランプリスクは後退したと思われます。6月上旬に見られたようなメキシコペソへの大きな売り圧力は当面見込みにくい状況と考えます。

■金融政策については、メキシコ銀行(中央銀行)は6月金融政策決定会合で政策金利を8.25%に据え置きました。国内景気は1-3月期実質GDPがマイナス成長となるなど減速感が見られます。インフレが落ち着けば利下げの可能性が高まります。

【今後の展開】低金利環境で高金利通貨ペソへの需要が高まりやすい状況

■今後のメキシコペソについては底堅い推移を予想します。主に中国を対象とした米国の保護主義政策によるリスク資産の動きには引き続き注意が必要ですが、当面大きな売り圧力は見込みにくいと考えます。

■米欧中央銀行の金融緩和姿勢を背景に、メキシコ銀行は年内に利下げを行うと見られます。利下げが実施されればメキシコ経済は多少なりとも明るさを取り戻すことが考えられます。

■また、世界的な金利低下環境において利回りを求める動きからメキシコの相対的な金利の高さが注目され、メキシコペソの下支え要因になると見られます。

(2019年7月17日)

印刷用PDFはこちら↓

メキシコペソは底堅く推移(2019年7月)低金利環境で高金利通貨ペソへの需要が継続

関連マーケットレポート

2019年07月11日 メキシコマーケットウィークリー

2019年06月28日 メキシコの金融政策:金利据え置き(2019年6月)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
三井住友DS マーケット・レポート   三井住友DSアセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向や、マーケットで注目される旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく、丁寧に説明します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会