世界の「投信マネー」(2019年6月) 2018年1月以来の1,000億ドルを超える流入超

 

世界の「投信マネー」(2019年6月) 2018年1月以来の1,000億ドルを超える流入超

投信マネーの流入超過額は1,022億ドル
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■6月の投信マネーは全体で+1,022億ドル(前月+501億ドル)と2018年1月以来の1,000億ドルを超える流入超となりました。「MMF」は先月より減少したものの+371億ドル(前月+845億ドル)の流入超となり、「債券」は+577億ドル(同+257億ドル)と前月から流入超過額が拡大しました。また、「株式」も+64億ドル(同▲495億ドル)と、7カ月ぶりに流入超に転じました。他には「バランス」が▲47億ドル(同▲67億ドル)、「オルタナ」が+56億ドル(同▲40億ドル)でした。

「先進国」株式ファンドは9カ月ぶりの流入超

■株式ファンドは、「先進国」が+113億ドル(同▲408億ドル)と9カ月ぶりの流入超でした。「北米」が+195億ドル(同▲239億ドル)、「日本」を含む「アジア」が+41億ドル(同▲37億ドル)と流入超に転じました。「新興国」は▲48億ドル(同▲87億ドル)と2カ月連続の流出超ですが、 「EMアジア」が+10億ドル(同▲38億ドル)と5カ月ぶりの流入超に転じました。台湾が+23億ドル(同▲1億ドル)、中国が+16億ドル(同▲4億ドル)とけん引しました。

債券ファンドは引き続き「北米」が中心。金融緩和への期待から再び「ハイ・イールド債」も流入超へ

■債券ファンドは、「先進国」が+544億ドル(同+291億ドル)と6カ月連続の流入超です。「新興国」も「GEM(注2)」が+34億ドル(同▲34億ドル)の流入超でした。

■引き続き「米国」への資金流入が続いています。「ハイ・イールド社債」が、金融緩和への期待から、+31億ドル(同▲59億ドル)と再び流入超に転じました。「投資適格社債」も+62億ドル(同+8億ドル)と流入超過額が拡大しました。また、「トータルリターン」が+60億ドル(同+39億ドル)、「地方債」が+31億ドル(同+44億ドル)、[MBS」が+21億ドル(同+8億ドル)とそれぞれ6カ月連続の流入超となりました。

(2019年7月3日)

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