2019年7月の注目イベント 米国の予防的利下げや参議院選挙の行方に注目

2019年7月の注目イベント 米国の予防的利下げや参議院選挙の行方に注目

■懸案の米中貿易摩擦問題では、米国で2日に対中制裁関税第4弾(3,000億米ドル相当)の意見公募期限を迎えます。6月28日からの主要20カ国・地域(G20)首脳会議では米中首脳会談が行われることになっており、完全合意には至らないものの、協議の延長が合意され、制裁関税は延期される見込みです。

■中国では、4-6月期GDPが発表されます。2019年のGDP成長率目標は6~6.5%に設定されていますが、米中貿易摩擦の影響が懸念されており、景気悪化に歯止めがかかるかが注目されます。

■日本では、参議院選挙が行われます。与党は議席減ながらも過半数を維持するとみられ、主要国の中では安定した政治運営が見込まれます。

■米国では、月末に連邦公開市場委員会(FOMC)が行われます。6月のFOMCでは次の一手が利下げとなることが示唆されました。景気悪化を事前に防ぐ予防的な措置として、早ければ7月のFOMCで0.25%の利下げが実施されるとみられます。

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(2019年6月25日)

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