世界の「投信マネー」(2019年4月) 全体では流出超に転換したが債券ファンドへの流入続く

2019/05/08

 

世界の「投信マネー」(2019年4月) 全体では流出超に転換したが債券ファンドへの流入続く

投信マネーは3カ月ぶりに流出超へ転換20190508gl

■4月の投信マネー全体は▲311億ドル(前月+77億ドル)と3カ月ぶりの流出超です。特にMMFは▲559億ドル(同+46億ドル)と大幅な流出超です。株式が▲84億ドル(同▲367億ドル)、バランスが▲63億ドル(同▲80億ドル)、オルタナが▲21億ドル(同▲23億ドル)となった一方、債券は+417億ドル(同+501億ドル)と、4カ月連続の流入超となりました。

株式ファンドは5カ月連続の流出超だが額は縮小

■株式ファンドは5カ月連続の流出超となりました。内訳を見ると、「先進国」が▲87億ドル(同▲309億ドル)と7カ月連続の流出超ですが、流出超過額が縮小しました。「北米」が+25億ドル(同▲31億ドル)、「日本」を含む「アジア(注3)」が+13億ドル(同▲32億ドル)と流入超に転じたことが要因です。

債券ファンドは4カ月連続の流入超

■債券ファンドは「先進国」が+372億ドル(同+428億ドル)、「新興国」が+45億ドル(同+73億ドル)と4カ月連続の流入超です。世界的に金融政策が緩和の方向に向かっていることや物価が安定して推移する中、長期金利のレンジが下方にシフトしており、より高い「利回り」を追求する投資姿勢が強まったことが背景です。

■特に米国の投資適格社債やハイ・イールド社債、新興国の発行する米ドル建て債券への資金流入が続いています。内訳を見ると、「先進国」は「北米」が+264億ドル(同+312億ドル)と高水準の流入超が継続しました。

■「新興国」では新興国市場全体に投資する「GEM(注4)」が+22億ドル(同+63億ドル)の流入超となったことに加え、「EMアジア(注5) 」が+21億ドル(同+7億ドル)と前月より増加しました。よりリスクの高い資産へと投信マネーがシフトする可能性もあると考えられ、今後の世界景気の動向が注目されます。

(2019年5月8日)

印刷用PDFはこちら↓

世界の「投信マネー」(2019年4月) 全体では流出超に転換したが債券ファンドへの流入続く

関連マーケットレポート

2019年05月07日 重要経済指標発表後の米国株式市場の見通し

2019年04月26日 投資環境の見通し(2019年5月号)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
三井住友DS マーケット・レポート   三井住友DSアセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向や、マーケットで注目される旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく、丁寧に説明します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

コラム&レポート Pick Up