FM2016 年のポイント(2016年1月)
☆明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
*2015 年の日経平均株価は年間で1582 円(約9%)高と4年連続の上昇となりました(4年連続高は2003 年~06 年以来)。さて、今年の日本株は5年連続の上昇となるのでしょうか。恒例になっている市場関係者の年始アンケート(日経ヴェリタス)によれば今年の日経平均株価高値予想平均は22139 円となっています。約3000 円の上昇幅があり、今年も堅調な相場を見込んでいる市場参加者が多いことになります。ただし、アンケート結果をよく見ると21500 円~22500 円に高値予想が集中していることがわかります→予想が集中している年は大きく外れるジンクスがあります。ちなみに安値も平均値が17919 円で17500 円~18500 円に集中しています。大きく外れるとすれば25000 円以上になるか14000 円以下になるかというイメージです。
*大きく上に外れる可能性が高いと考えています。それは過剰流動性が拡大する中で日本株選好が高まると思われるからです。先ず過剰流動性は拡大するのか?⇒日欧中の量的金融緩和は拡大継続がコンセンサスです。また米国の利上げも年2回、年末75bp を想定しています(金融引き締めではなく緩和状態が続く)⇒実体経済不振の中で今年も債券市場へ莫大な中央銀行マネーが流入しマイナス金利を示現、株式市場にも一定規模の資金流入が想定されます。そのような状況の中で日本企業の変化が顕在化します(M&A、設備投資拡大、研究開発費増大、自社株消却、配当増等)。そして、技術革新が一段とリアルになります(ロボット、人工知能、自動運転等)。この変化と革新が日本株の上昇エネルギーです。またイベントでは、4月に日銀の追加緩和が想定されます。そして7月には衆参同時選挙の可能性が高いと思われます。その場合は消費増税の延期が争点となり、与党が圧勝した場合は(もちろん財務省を抑えて消費増税が延期)株価上昇力が極めて大きくなります。外国人投資家の日本株シフトが加速します⇒PER18 倍まで買われても不思議はありません。現状では2016 年度の東証1部ベースのEPSを114 円程度と想定しています。PER18 倍とするとTOPIX は2052 ポイントまで上昇します。NT倍率を12.5 とすれば日経平均株価は25650 円です。
- この資料は、市場の現状の説明資料の一部としていちよしアセットマネジメントが作成し、提供するものです。未許可での使用、複製の作成や発表は法律で禁じられております。
- この資料は、いちよしアセットマネジメントが信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されたものですが、過去から将来にわたってその正確性、完全性を保証するものではありません。
- この資料は、投資の参考となる情報の提供を目的としたものであり、個々の投資家の特定の投資目的または要望を考慮したものではなく、また投資勧誘を意図したものではありません。
- この資料に掲載されたデータ・グラフ等は過去の実績またはシミュレーションであり、将来の成果を示唆、あるいは保証するものではありません。また、記載された見解等の内容はすべて作成時点でのいちよしアセットマネジメントの判断であり、今後予告なく変更されることがあります。
- 有価証券投資は、株価の変動により、または発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、損失が生じるおそれがあります。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第426号
加入協会: 一般社団法人 投資信託協会
一般社団法人 日本投資顧問業協会