サンヨーホームズ(1420)急回復

2025/08/27


2025年8月7日、住宅などの建築請負並びにマンションの開発・販売を展開するサンヨーホームズは、2026年3月期第1四半期(4-6月)の実績を発表している。マンションの開発・販売を担うマンション事業の損益が前年同期に対して急回復しており、同社としても同様の業績推移が達成されていることが明らかになっている。第1四半期(4-6月)においては「グランクレアいいねタウン瑞穂」の新規竣工及び引渡しに伴う売上高が計上されていることに加えて、計画外の物件の売上高も計上されていることが大きな寄与をもたらしている。一方、住宅などの建築請負を担う住宅事業においては、受注動向は回復傾向を示しているものの、前年同期に対して営業損失が拡大している。ただし、マンション事業における損益改善によって十二分に補われている。なお、同社は新たな施策として、保有資産の利活用を打ち出している。和歌山県に所在する自社保有の土地建物を、インターナショナルスクール(2027年9月に現地で開校予定)の校舎として賃貸することを通して、中長期的にも安定的な賃貸収益を創出していくとのことである。2025年8月22日の開示にある通り、同社は、既存の建物の校舎への改修に向けての資金をデット及びエクイティの双方を通して調達するとしている。また、学生寮などの建築請負も視野に入っているとされている。

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