テー・オー・ダブリュー(4767)成長ポテンシャル

2025/07/11


高度化された統合プロモーションのプランニング&プロデュースの展開に注力しているテー・オー・ダブリューは、これをもって中長期的な成長ポテンシャルを引き上げていくとしている。2024年6月期にはコロナ禍の影響の一巡を受けて大幅な増収・増益が達成されているものの、2025年6月期に入ってからの売上高は伸び悩んでいる。第4四半期(4-6月)に向けては万博関連業務(イベントなどの演出・運営/他)に関連する売上高の計上が引き続いており、通期の業績動向としては増収・増益が確保される見込みなのだが、2024年6月期において計上されている自動車大型展示会やIPコンテンツの大型案件に関連する売上高が剥落している影響もあり、増収率及び増益率の双方が限定的な水準に留まる見通しである。ただし、同社は、中長期的な成長ポテンシャルを引き上げていくことを目的として積極的な人的資本投資を推進していることに加えて、AI・環境などといった強化テーマへの取り組みも推進している。また、これに伴う費用の拠出が発生しているのだが、高付加価値の提供によるフィー型業務やグループ内製への注力に伴う収益性の向上によって補われている側面が強いとされている。結果、2026年6月期及びそれ以降に向けては、増収率及び増益率の双方が堅調に推移していく方向性にある模様である。

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