サンヨーホームズ(1420)大幅な増益へ

2025/07/07


住宅などの建築請負並びにマンションの開発・販売を展開するサンヨーホームズは、2026年3月期に向けて大幅な増収・増益を達成するとしている。住宅などの建築請負を担う住宅事業においては、不動産ソリューションの売上高が堅調に推移する見込みである。土地オーナーと事業主のマッチングが奏効しており、介護や医療モール、社宅、商業施設といった大型施設に対する受注を着実に取り込み続けているとのことである。また、物件の建築に際しては、自社の軽量鉄骨部材の採用比率を高めて自社工場の稼働率を引き上げているとのことである。更には、原材料価格高騰に伴う販売価格転嫁による原価率の改善が通期を通して発生することも寄与するとされている。一方、マンションの開発・販売を担うマンション事業においては、新規竣工物件に対する需要が堅調に推移する方向性にあることから大幅な増収が達成されることが見込まれている。中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)が示唆するところの年平均成長率(CAGR)は売上高にして12.3%であり、営業利益にして36.1%である。初年度である2025年3月期の業績は伸び悩んでいるものの、2026年3月期に対する会社予想においては中期経営計画の前提を上回る業績推移が達成されることが見込まれるに至っている。一方、最終年度である2027年3月期に対する業績目標は据え置かれている。同社によれば、2025年3月期の実績においては売上高を計上するタイミングが後ろ倒しされている側面があり、その分だけ2026年3月期の売上高が大きくなることなどが大きな影響を及ぼすとのことである。

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