ジェイエスエス<6074> 新規出店及び経費削減により19年3月期は増収増益を見込む
18年3月期は増収増益を確保するも期初会社計画には未達
新規出店及び経費削減により19年3月期は増収増益を見込む
業種: サービス業
アナリスト: 副島久敬
◆ スイミングスクール等の会員制スポーツクラブを全国展開
・ジェイエスエス(以下、同社)は、スイミングスクール、テニススクール、及びフィットネスクラブ等からなる会員制スポーツクラブを全国展開しており、スイミングスクール運営事業が主力となっている。
◆ 18年3月期は増収増益となったが期初会社計画を下回る
・18/3期決算は、売上高は8,722百万円(前期比2.4%増)、営業利益は551百万円(同2.9%減)、経常利益は558百万円(同3.6%増)、当期純利益は362百万円(同6.2%増)となった。売上高、各利益共に期初の会社計画を若干下回った。
・18/3期は、直営事業所を1カ所開設し、2カ所退店した。また、受託事業所を1カ所直営事業所へ転換した結果、期末の事業所数は前期末の84から83となった。18/3期末の会員数は98,816名と前期末の100,178名から1.4%減少した。
◆ 19年3月期も増収増益を見込む
・19/3期について同社は、売上高8,898百円(前期比2.0%増)、営業利益583百万円(同5.9%増)、経常利益579百万円(同3.8%増)を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、18/3期の業績等を踏まえ、業績予想を見直した。売上高8,894百万円(前期比2.0%増)、営業利益582百万円(同5.6%増)、経常利益579百万円(同3.8%増)と予想する。また、原油価格の高騰により水道光熱費が増加していることを踏まえ、中期業績予想も下方修正した。
◆ 投資に際しての留意点
・新規事業所の開設による新規会員の獲得、社外への商品販売が牽引することを前提に、当センターは堅調な業績推移を予想する。
・同社のスイミングプールは、館内の空調や水温を維持するのに電気、石油や天然ガス等を使用している。このため、油価の変動による業績への影響が比較的大きい。