鎌倉新書<6184> 19 年 1 月期も既存事業での紹介数の増加が成長を牽引する見通し

2018/05/28

ライフエンディング業界でユーザーと事業者を仲介するインターネットメディアを運営
19 年 1 月期も既存事業での紹介数の増加が成長を牽引する見通し

業種: サービス業
アナリスト: 藤野敬太

◆ 会社概要
・鎌倉新書(以下、同社)は、人の供養に関係するライフエンディング業界 において、インターネットメディアを運営する事業を展開している。業界の 事業者に対してユーザーを紹介することで得られる成約報酬が主な収益 源である。また、祖業の出版事業も行っている。

◆ 18年 1月期決算
・18/1 期決算は、売上高 1,709 百万円(前期比 28.3%増)、営業利益 405 百万円(同 23.7%増)となった。
・主力の WEB サービスでは紹介数の増加が増収を牽引し、売上高は期 初計画を達成した。一方、予定より前倒しで増員を行って採用費が増加 したため、営業利益は未達となった。

◆ 19年 1月期業績予想
・19/1 期業績について、同社は売上高 2,200 百万円(前期比 28.7%増)、 営業利益 520 百万円(同 28.4%増)と予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、19/1 期の業績予想を、 売上高 2,252 百万円(前期比 31.8%増、前回 1,973 百万円)、営業利益 573百万円(同41.5%増、同558百万円)へ修正した。成約数(紹介数× 成約率)の増加が増収を牽引する展開が続くものと予想した。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、20/1期以降年20%台の増収が続き、増収による売上総 利益率の改善と相まって人員増等による費用増を吸収し、21/1期の売上 高営業利益率は 27.5%まで上昇するものと予想した。
・代表取締役 2 名体制となり、既存事業の運営体制の強化のほか、ライフ エンディング領域の周辺市場の開拓に向けた施策が動き始めており、そ の動向に注目している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。