共和コーポレーション<6570> M&Aも視野に入れながら店舗増による勢力拡大を目指す

2018/03/26

長野県を中心に展開する独立系のアミューズメント施設運営事業者
M&Aも視野に入れながら店舗増による勢力拡大を目指す

業種: サービス業
アナリスト: 藤野 敬太

◆ 長野県を中心に展開する独立系のアミューズメント施設運営大手
共和コーポレーション(以下、同社)の主力事業は、長野県を中心に展開す るアミューズメント施設の運営である。アミューズメント機器メーカーの傘下に 属さない独立系であることが最大の特徴である。また、施設運営のほか、ア ミューズメント施設運営業者や卸売業者に対する機器の販売等も行ってい る。

同社の報告セグメントは、アミューズメント施設運営事業、アミューズメント機 器販売事業の2つの報告セグメントに分類される(図表1)。17/3期の同社の 売上高の約 74%がアミューズメント施設運営事業によるものである。

◆ アミューズメント施設運営事業
アミューズメント施設運営事業では、「APINA(アピナ)」、「YAZ(ヤズ)」、 「GAMECITY(ゲームシティ)」の3ブランドでアミューズメント施設を運営している。長野県を中心とした 16 都道府県で施設を運営している。直営での 出店が基本で、17/3 期末に 48 店舗、18/3 期第 3 四半期末に 47 店舗を展 開している(図表 2)。

なお、「YAZ」は15年3月にYAZアミューズメントを、「GAMECITY」は16 年 6 月にシティエンタテインメントの全株式を取得し、それぞれを完全子会 社化したことにより取得した店舗ブランドである。

同社の店舗は、3世代来店を促す店舗づくりが行われており、ファミリー層を 想定している。1,500m2 以下の中型店が中心であり、また、居抜き物件を利 用することで、ローコストでの出店を可能としている。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。