イグニス<3689> 18 年 9 月期はリリース時期未定ながら新たなゲームアプリケーションが業績を左右

2018/01/22

ゲームアプリを収益源に婚活サービスやメディア育成で事業ポートフォリオを拡大
18 年 9 月期はリリース時期未定ながら新たなゲームアプリケーションが業績を左右

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾 十作

◆ 会社概要
・イグニス(以下、同社)は、ゲームアプリケーションのネイティブゲーム事 業を主力に、婚活サービスのコミュニティ事業、若手ビジネスマン向けメ ディア事業、IoT 商品販売のライフハック事業などを運営している。また、 長期的視点で VR 技術を活用したサービスの開発を進めている。

◆ 17 年 9 月期は先行投資負担で大幅営業減益
・17/9 期決算は売上高が前期比 0.1%減の 5,577 百万円、営業利益は同 94.3%減の 83 百万円であった。売上高はほぼ横ばいを維持したものの、 先行投資的な研究開発費、広告宣伝費、人件費等の増加が利益を圧 迫した。
・17/9 期はコミュニティ事業などのストックビジネスを順調に立ち上げ、20/9 期を最終年度とする中期計画実現に向けた事業基盤がほぼ整ったと言 える。

◆ 18 年 9 月期の会社計画は売上高 7,000 百万円
・18/9期の会社計画は売上高が前期比25.5%増の7,000百万円を目指し ている。利益計画については、ネイティブゲーム事業における新たなゲ ームアプリケーション「GK」のリリース時期など、不確定要素が多いことか ら公表していない。

◆ 証券リサーチセンターの 18 年 9 月期予想は売上高 8,100 百万円
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は従来の業績予想を継続し、 18/9 期は売上高が前期比 45.2%増の 8,100 百万円、営業利益は同 12 倍の 1,000 百万円を見込んでいる。
・同社の計画との相違点は、同社が計画に織り込んでいない「GK」につい て、当センターではリリース時期を第2四半期~第3四半期、初年度200 万ダウンロードと想定して業績予想を組み立てた点にある。
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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。