ナレッジスイート<3999> ユーザー無制限、蓄積データ課金型のため、導入時コスト負担の少ないことが特徴

2018/01/09

中小・中堅企業を対象にグループウェアを展開
ユーザー無制限、蓄積データ課金型のため、導入時コスト負担の少ないことが特徴

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾十作

◆ 営業・マーケティング支援アプリケーションを展開
・ナレッジスイート(以下、同社)は、中小・中堅企業を対象に営業・マーケティング支援アプリケーションである製品名「ナレッジスイート」、「GEOCRM(ジオシーアールエム)」をクラウド環境で提供しているほか、関連サービスも行っている。

ナレッジスイートは、営業活動における商談管理のためのSFA注1及び顧客管理のためのCRM注2、グループウェア注3を統合したアプリケーションである。ジオシーアールエムは、顧客情報を地図上に示すアプリケーションである。

サービス別では、ナレッジスイート等を提供し収益を得るクラウドサービスと、ナレッジスイート等の初期設定サービスや操作方法の教育等を行うソリューションサービスがある(図表1)。

16/9期の売上高構成比は、クラウドサービスが73.0%、ソリューションサービスが27.0%である。顧客別ではKDDI(9433東証一部)向け売上高が39.2%、電通(4324東証一部)の孫会社である電通アイソバーが13.7%、電通が8.7%を占めている。

同社のクラウドサービスは顧客企業への直接販売のほか、OEM供給先のブランドで提供している間接販売がある。主なOEM供給先はKDDIとなっている。また電通グループは販売代理店である。
>>続きはこちら(1.03 MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。