ジーニー<6562> 提供するサービスのシステムは全て自社開発で、国内外の企業にOEM供給

2018/01/04

広告主とメディアの広告枠を自動で仲介するアドテクロノジーでトップシェア
提供するサービスのシステムは全て自社開発で、国内外の企業にOEM供給

業種:サービス業
アナリスト:松尾十作

◆ アドテクロノジー関連サービスを提供
・ジーニー(以下、同社)は、Webサイトやスマートフォンのアプリケーション上の広告の効果を最大化させるシステムを提供している。同社のシステムは、各々の閲覧者に適切と思われる広告を瞬時に選択し表示させる技術(アドテクノロジー)を利用している。システム名はSSP注1の機能を持つ「GenieeSSP」で、同社が提供しているサービスは全て自社開発である。同社のサービスを通じて配信された広告の表示回数に応じた広告掲載料と同社のシステムの利用料が同社の収入になる。

売上高はインターネット事業者向けサービスと広告主・アドネットワーク事業者向けサービスとに区分されている。17/3期の顧客別売上高はヤフー(4689東証一部)向けが25.8%を占めており、最大の販売先となっている(図表1)。

インターネット事業者向けサービスはGenieeSSPと、インターネットメディア向けの広告配信サービス等の導入及び運用サービス等が含まれている。広告主・アドネットワーク事業者向けサービスは、広告主や広告代理店向けのプラットフォームであるDSP注2の機能を持つ「GenieeDSP」等での売上高となっている。
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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。