ジェイエスエス<6074> 18 年 3 月期上期は会費の値上げ及び新規出店により増収増益を確保

2017/12/19

スイミングスクール運営が主力事業
18 年 3 月期上期は会費の値上げ及び新規出店により増収増益を確保

業種:サービス業
アナリスト:副島 久敬

◆ スイミングスクール等の会員制スポーツクラブを全国展開
・ジェイエスエス(以下、同社)は、スイミングスクール、テニススクール、 及びフィットネスクラブ等からなる会員制スポーツクラブを全国展開して おり、スイミングスクール運営事業が主力となっている。

◆ 18年 3月期上期決算は増収増益、利益は会社計画を上回る
・18/3 期第 2 四半期累計期間(以下、上期)の、売上高は 4,386 百万円 (前年同期比4.8%増)、営業利益は289百万円(同24.9%増)、経常利 益は286百万円(同40.6%増)、当期純利益も182百万円(同43.2%増) となった。売上高は期初の会社計画を若干下回ったが、利益は計画を 上回った。
・18/3期上期は、直営事業所を1カ所増設し、1カ所退店、1カ所移転し た。上期末の事業所数は前年同期末の 84 から 83 となり、会員数は 103,457 名と前年同期末の 104,753 名から 1.2%減少した。

◆ 18年 3月期も増収増益を見込む
・18/3 期について同社は、売上高 8,754 百円(前期比 2.8%増)、 営業 利益 577 百万円(同 1.8%増)、経常利益 570 百万円(同 5.9%増) を見込んでおり、期初計画を据え置いた。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、上期の業績等を踏ま え、業績予想を見直した。売上高は商品売上が想定を下回っているこ とを踏まえ、従来予想の8,768百万円(前期比3.0%増)から8,723百万 円(前期比 2.4%増)に引き下げたものの、各利益予想は据え置いてい る。

◆ 投資に際しての留意点
・コンパクトプールを前提とした市場分析による新規事業所の開設による 新規会員の獲得、社外への商品販売が牽引し、当センターは堅調な 業績推移を予想する。
・同社のスイミングプールは、館内の空調や水温を維持するのに電気、 石油や天然ガス等を使用している。油価の変動による業績へのインパ クトが比較的大きい。
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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。