バリューゴルフ<3931> 買収したゴルフ用品販売子会社の貢献により、業績は回復期に入った

2017/11/28

ゴルファーのプレー予約マッチングサービス「1人予約ランド」を運営
買収したゴルフ用品販売子会社の貢献により、業績は回復期に入った

業種:情報・通信業
アナリスト:大間知淳

◆ ゴルファーのプレー予約マッチングサービス等を展開している
・バリューゴルフ(以下、同社)は、ゴルファーのプレー予約マッチングサービス「1人予約ランド」を運営する情報サービス会社である。1人予約ランドの運営やゴルフ用品等の販売などを行うゴルフ事業を主体に、求人・ブライダルメディア向け原稿制作を請負う広告メディア制作事業や、医療書籍出版を中心としたメディカル事業を兼営している。

181月期上期決算は209%増収、79%営業増益
・18/1期第2四半期累計期間(以下、上期)の決算は、208.7%増収、79.1%営業増益、74.9%経常増益であった。メディカル事業や広告メディア制作事業の苦戦は続いたものの、1人予約ランドの拡大や、17/1期に買収したゴルフ用品等の販売子会社ジープの貢献により、前期に落ち込んだ営業利益は急回復した。

181月期の会社計画は70%増収、73%営業増益を維持
・18/1期について、69.8%増収、72.5%営業増益、65.8%経常増益を予想している計画を、同社は据え置いた。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、ジープの業績予想を引き上げる一方、人件費などのコストの想定も引き上げたため、18/1期の業績予想を見直し、売上高は2,854百万円→3,232万円(前期比103.8%増)に、営業利益は191百万円→187百万円(同101.3%増)に修正した。

181月期上期から業績は回復期に入った
・当センターでは、1人予約ランドなどゴルフ事業で展開するサービスの拡大に、買収したジープの成長が加わることにより、18/1期上期から業績は回復期に入ったと判断している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。