アイドママーケティングコミュニケーション <9466> 18年3月期も堅調な増収増益基調が続く
食品スーパーやドラッグストアに統合型販促支援サービスを提供
18年3月期も堅調な増収増益基調が続く
業種:情報・通信業
アナリスト:藤野敬太
◆ 会社概要
・アイドママーケティングコミュニケーション(以下、同社)は、食品スーパー やドラッグストア向けに、統合型販促支援サービスを提供している。クライ アント先への専属チームの常駐、印刷以外の業務プロセスの内製化、販 促チラシの制作までも手掛けて販促効果を追求する体制が特徴である。
◆ 17 年 3 月期決算
・17/3 期決算は、売上高 7,574 百万円(前期比 5.6%増)、営業利益 838 百万円(同 11.3%増)で、期初会社計画に対する達成率は、売上高が 103.0%、営業利益が 102.0%となった。主要クライアント向けの堅調な増 収と、仕入改善や原価抑制の施策による売上総利益率改善により、売上 高営業利益率の改善が見られた。
◆ 18 年 3 月期業績予想
・18/3期業績について、同社は売上高8,000百万円(前期比5.6%増)、営 業利益 880 百万円(同 5.0%増)を予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、18/3 期の業績予想を、 売上高8,101百万円(前回8,022百万円)、営業利益910百万円(同909 百万円)へ修正した。既存の主要クライアント向けの売上高の堅調な推 移と、新規クライアント向け案件の上乗せを予想する。一方、新規案件の 開始や人員増から、売上高営業利益率は若干の改善に留まるとした。
◆ 今後の注目点
・当センターでは、19/3 期以降、年 8%程度の増収が続き、20/3 期まで売 上高営業利益率は現状水準の 11%台で推移すると予想する。主要クラ イアント向けの安定成長の持続が前提だが、それ以外のクライアント向け の売上高をどのように拡大していくかという点にも注目している。
・17年8月に「キャッシュバックアプリ」を用いたサービスの全国展開が始まった。従来とは異なるビジネスモデルがどのように広がるかにも注目しておきたい。