ジェイエスエス<6074> 18年3月期も会員数の増加、商品販売拡大等による増収増益を見込む

2017/07/04

17年3月期は期初会社計画を上回る増収増益
18年3月期も会員数の増加、商品販売拡大等による増収増益を見込む

業種:サービス業
アナリスト:副島久敬

◆ スイミングスクール等の会員制スポーツクラブを全国展開
・ジェイエスエス(以下、同社)は、スイミングスクール、テニススクール、及びフィットネスクラブ等からなる会員制スポーツクラブを全国展開しており、スイミングスクール運営事業が主力となっている。
・コンパクトプールと呼ばれる、従来のプールよりもやや小型のプールを特徴としており、比較的少人数の会員規模でも高い採算を維持できている。

◆ 17年3月期は増収増益となり期初会社計画を上回って着地
・17/3期決算は、売上高は8,514百万円(前期比5.8%増)、営業利益は567百万円(同27.1%増)、経常利益は538百万円(同19.8%増)、当期純利益も341百万円(同19.6%増)と増収増益となり、期初会社計画を上回った。
・17/3期は、直営事業所を2カ所開設、受託事業所を4カ所閉鎖(うち直営事業所への転換1カ所、統廃合1カ所)した結果、期末の事業所数は84カ所となり、期末会員数は100,178名と前期末の101,518名から1.3%減少した。

◆ 18年3月期も増収増益を見込む
・18/3期について同社は、売上高8,754百円(前期比2.8%増)、営業利益577百万円(同1.8%増)、経常利益570百万円(同5.9%増)を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、17/3期の業績等を踏まえ、前回レポート(17年1月発行)の18/3期の業績予想を上方修正した。売上高8,768百万円(前期比3.0%増)、営業利益590百万円(同3.9%増)、経常利益583百万円(同8.2%増)と見込んでいる。また、中期業績予想も上方修正した。

◆ 投資に際しての留意点
・新規事業所の開設による会員の獲得、社外への商品販売が牽引し、当センターは堅調な業績推移を予想している。
・同社のスイミングプールは、館内の空調や水温を維持するのに電気、石油や天然ガス等を使用している。油価の変動が業績へ与える影響は比較的大きい。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。