ネオジャパン<3921> 成長する市場でのシェア拡大による成長シナリオに変化はない

2017/06/13

グループウェアソフトをパッケージとクラウド形態で提供するソフトウェア開発会社
成長する市場でのシェア拡大による成長シナリオに変化はない

業種:情報・通信業
アナリスト:大間知淳

◆ グループウェアソフトをパッケージとクラウド形態で提供
・ネオジャパン(以下、同社)は、グループウェアを中心とした各種コンピュ ータソフトを企業や官公庁、自治体などに対し、パッケージ販売とクラウド サービスの形態で提供する独立系のソフトウェア開発会社である。

◆ 17 年 1 月期決算は 11%増収、7%営業増益
・17/1 期決算は、11.2%増収、6.9%営業増益、11.0%経常増益であった。 人件費や減価償却費の増加が増したものの、主力事業であるクラウドサ ービスとプロダクト(パッケージ販売等)の売上高が拡大したことにより、営 業増益を確保した。

◆ 18 年 1 月期の会社計画は 9%増収、10%営業増益
・18/1 期について同社は、引き続きクラウドサービスの好調な伸びを背景 に、8.7%増収、10.3%営業増益、5.3%経常増益を予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、プロダクトの売上高を小幅 に増額する一方、クラウドサービスの売上高を減額するなど、18/1期の業 績予想を修正し、売上高は2,423百万円→2,355万円(前期比11.2%増) に、営業利益は 477 百万円→447 百万円(同 14.1%増)に引き下げた。

◆ 19 年 1 月期以降もクラウドサービスの拡大により成長持続へ
・当センターは、19/1 期についても売上高の見通しを引き下げたものの、 グループウェアのクラウドサービスという成長市場において、シェアの拡 大による成長シナリオに変化はないと考えている。
・ビジネスチャットシステムなどグループウェア周辺分野の製品群は売上 高に対してまだ大きな寄与がないものの、当センターは同社の成長力を 高める可能性を秘めていると見ており、その動向に注目している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。