鎌倉新書<6184> 18 年 1 月期は既存事業の成長継続のほか、新規事業の強化に着目

2017/05/19

ライフエンディング業界でユーザーと事業者を仲介するインターネットメディアを運営
18 年 1 月期は既存事業の成長継続のほか、新規事業の強化に着目

業種:サービス業
アナリスト:藤野敬太

◆ 会社概要
・鎌倉新書(以下、同社)は、人の供養に関係するライフエンディング業界 において、インターネットメディアを運営する事業を展開している。業界の 事業者に対してユーザーを紹介することで得られる成約報酬が主な収益 源である。また、祖業の出版事業も有している。

◆ 17 年 1 月期決算
・17/1 期決算は、売上高 1,332 百万円(前期比 16.1%増)、営業利益 327 百万円(同 45.1%増)で、期初会社計画を上回った。
・WEB サービスの売上高を決定する紹介数、成約率、手数料単価のうち、 紹介数の増加が牽引し、3 事業(お墓、葬祭、仏壇)とも堅調に推移し た。

◆ 18 年 1 月期業績予想
・18/1 期業績について、同社は売上高 1,700 百万円(前期比 27.6%増)、 営業利益 420 百万円(同 28.3%増)を予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、18/1 期の業績予想を、 売上高1,697百万円(前回1,584百万円)、営業利益437百万円(同434 百万円)と若干引き上げた。17/1 期までの状況を受け、紹介数の増加が 牽引するものとした。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、19/1 期以降、年 18~20%の増収が続く一方、人員増等 による費用増を織り込み、20/1 期の売上高営業利益率は 27.9%までの 上昇に留まると予想した(前回予想では 30%を超過するとしていた)。
・既存事業の成長のほか、17 年 2 月に部署を新設し、強化を目指す新規 事業が今後どれだけ上乗せされるかに注目している。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。