ジャパンミート<3539> 売上高経常利益率 4%以上の維持と利益成長の両立を目指す

2017/05/15

東京都や茨城県を中心に首都圏で展開する独立系食品スーパーマーケット
売上高経常利益率 4%以上の維持と利益成長の両立を目指す

業種:小売業
アナリスト:大間知淳

1.会社概要
・ジャパンミート(以下、同社)は、茨城県を中心に首都圏で食品スーパー をテナント形態や単独店舗で運営する独立系のチェーンストアである。
・連結子会社が、東京都を中心に単独店舗の「肉のハナマサ」を展開する ほか、茨城県近郊に焼肉店などの外食事業も手掛けている。

2.財務面の分析
・14/7 期~16/7 期の決算をみると、買収した子会社の業績への寄与や収 益性の改善、既存店売上高の好調などにより、売上高は年平均 11.1%、 経常利益は同 31.5%増加した。
・他社との比較では、収益性、成長性の観点で魅力的な水準にある。

3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、精肉ビジネスでの経験を積極的に活用する 姿勢にある。

4.経営戦略の分析
・同社は、「異常値販売」と称する販促策の推進、安定的な出店継続、東 京 23 区での出店強化、M&A の活用などにより、4%以上の売上高経常 利益率の維持と利益成長の両立を目指している。

5.アナリストの評価
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、好調な既存店販売と新 規出店の貢献を織り込み、17/7 期は会社計画を上回る前期比6.2%増収、 2.7%営業増益を見込んでいる。18/7 期以降も新規出店による収益貢献 を想定し、18/7 期は前期比 8.3%営業増益、19/7 期は同 3.7%営業増益 を予想している。
・安定的な出店継続と東京 23 区での店舗の拡充という同社の戦略と精肉 を中心とした生鮮品分野における経験やノウハウを当センターは高く評価 している。

 

>>続きはこちら(2.45 MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。