日本アクア<1429> 16 年 12 月期業績の最大の収穫は利益率の改善

2017/04/28

硬質ウレタンフォームの建築物断熱材の施工販売で全国展開する唯一の企業
16 年 12 月期業績の最大の収穫は利益率の改善

業種:建設業
アナリスト:藤野敬太

◆ 会社概要
・日本アクア(以下、同社)は、建築物断熱材用の吹付け硬質ウレタンフォ ームの施工販売を行う企業である。施工体制を全国規模で持つのは同 社のみである。

◆ 16 年 12 月期決算
・16/12 期決算は、売上高 15,608 百万円(前期比 8.3%増)、営業利益 1,404百万円(同38.6%増)で、期初の会社計画(売上高16,000百万円、 営業利益 1,300 百万円)に対し、利益は超過した。
・主力の戸建住宅向けの増収が牽引した一方、建築物向けが伸び悩んだ。 15/12 期に発生した原料不具合への対応に時間を取られて営業活動が 遅延したためである。利益面では、原料価格の下落と施工の一部外部 化による労務費の低下から、売上総利益率が大幅に改善した。

◆ 17 年 12 月期業績予想
・17/12 期について、同社は売上高 17,200 百万円(前期比 10.2%増)、営 業利益 1,430 百万円(同 1.8%増)を予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、17/12 期の業績予想を、 売上高17,658百万円(前回18,748百万円)、営業利益1,586百万円(同 1,635百万円)とした。前回予想を若干下方修正したが、主力の戸建て住 宅向けのシェア上昇と、建築物向けの上乗せが業績に貢献していくとい う考え方は変わらない。

◆ 今後の注目点
・中期事業計画が更新されたが、19/12期に売上高214億円、売上高営業 利益率 8.8%を目指す内容であり、トーンダウンした印象は拭えない。当 センターでは同社の中期事業計画の水準を若干上回る売上高、利益を 予想している。中期計画の達成については自社ブランド原料使用によっ て得られる価格競争力を武器に、新築住宅のゼロエネルギー化の追い 風のもと、どこまで戸建て住宅向けでシェアを伸ばすことができるかにか かっていよう。
・加えて、当センターでは建築物向けの拡大ペース、及び他の断熱施工 業者向けの原料販売の浸透度合いにも着目している。

 

>>続きはこちら(2.00 MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

このページのトップへ