パートナーエージェント<6181 > ファスト婚活事業、コネクトシップ等新規サービスに期待
業界平均の 1.5 倍の費用で、3 倍の結果を目指す結婚情報サービス提供企業
ファスト婚活事業、コネクトシップ等新規サービスに期待
業種:サービス業
アナリスト:難波 剛
◆ 結婚相手の紹介・相談サービスを提供
・パートナーエージェント(以下、同社)は、同社会員に対して、結婚を目 的とした各種の情報提供、パートナーの紹介、及び出会いの機会の提 供を行う結婚情報サービス企業である。
◆ 17 年 3 月期上期は 10.5%増収、7.0%経常増益
・ 17/3期第2四半期累計期間(以下、上期)の業績は、売上高1,991百万 円(前年同期比 10.5%増)、営業利益 234 百万円(同 2.4%増)、経常利 益 237 百万円(同 7.0%増)であった。
・パートナーエージェント事業において、16 年 6 月に IBJ が運営する日本 結婚相談所連盟から除名されたため、売上計画を下回った。一方で、コ ンシェルジュの生産性が向上したことによる採用教育関連費の削減、費 用対効果をより意識した広告宣伝費の活用により販売促進費が計画を 下回った結果、営業利益は計画を超過した。
◆ 17 年 3 月期業績
・ 同社は17/3期業績を、売上高4,188百万円(前期比14.9%増)、営業利 益 486 百万円(同 9.2%増)と、期初計画を据え置いた。
・ 17 年 1 月下旬よりスタートさせる「コネクトシップ」サービスの開始による 新規会員増で一定程度、影響の相殺を見込んでいるが、日本結婚相談 所連盟除名による影響が下期も続く見込みである。このため、上期営業 利益は計画を大幅に上回ったものの、下期は計画下押し要因が多く、 同社は、17/3 期通期営業利益計画を据え置いた。
◆ 新規事業で成長加速を目指す
・同社は、低価格婚活支援サービスの本格展開、共同事業型のオンライ ン婚活支援サービスの開始、結婚支援事業者相互紹介プラットフォーム サービスのサービス開始等、複数の新規サービスの積極展開で 18/3 期 以降の成長を目指している。