ブランジスタ<6176> 17 年 9 月期は増収を見込む一方、ゲームへの積極的な投資により減益となる計画

2017/01/19

インターネットを使った企業プロモーション支援を手掛け、「電子雑誌」が主力事業
17 年 9 月期は増収を見込む一方、ゲームへの積極的な投資により減益となる計画

業種:サービス業
アナリスト:佐々木 加奈

◆ 事業内容
・ブランジスタ(以下、同社)は、インターネットを使った企業プロモーション 支援事業を行っている。提供サービスは、電子雑誌(「電子雑誌広告掲 載」、「電子雑誌制作受託」)と、ソリューション(「ウェブサイト制作・運営」、 「EC サポート」、「CRM サービス」)に区分される。

◆ 16 年 9 月期決算の概要
・16/9 期決算は売上高が前期比 27.1%増の 2,823 百万円、営業利益が同 60.7%増の 502 百万円であった(16/9 期から連結決算に移行したため 15/9 期単体数値との比較)。雑誌広告掲載件数の順調な増加に加え業 務受託売上の伸長により二桁増収増益となり、売上高、営業利益ともに 期初に公表した会社計画を若干上回った。

◆ 17 年 9 月期の業績予想
・17/9 期の会社計画は売上高が前期比 16.9%増の 3,300 百万円、営業利 益が 0 百万円である。17/9 期も電子雑誌の広告掲載料は順調に伸びる ことを見込む一方、子会社ブランジスタゲームにおけるプロモーション強 化による費用増が要因で大幅な減益となる計画となっている。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、17/9 期の前回予想を見 直し、会社予想と同様の水準を予想する。

◆ 事業戦略と中期業績見通し
・電子雑誌の新刊発行を進め、継続的な業績拡大に繋げていく考えであ る。ジャンルを拡げることにより、現在の19誌から20~30誌まで拡大する ことを当面の目標としている。
・同社の目標である 20~30 誌は、これまでの実績等を考慮すれば、無 理のない目標であると思われる。同社の展開する電子雑誌の中期的 な拡大余地は大きく、今後の業績の牽引役になると当センターでは 考えている。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。