白鳩<3192> 着実な業績拡大が続いており、17 年 8 月期も増収増益となる見通し

2016/12/05

インナーウェアのインターネット通販を展開
着実な業績拡大が続いており、17 年 8 月期も増収増益となる見通し

業種: 小売業
アナリスト:佐々木 加奈

◆ 事業内容
・白鳩(以下、同社)は、インナーウェアをインターネット上の様々なチャネ ルを通じて個人客に販売するインターネット通販事業(以下、EC)を手掛 けている。
・主な販売チャネルは自社サイトの他、「楽天市場」、「Yahoo!ショッピング」 などで、国内での販売に加えて、中国やシンガポールなど海外向け越境 EC も手掛けている。

◆ 16 年 8 月期決算の概要
・16/8期の売上高は前期比9.6%増の4,595百万円、営業利益は同12.4% 増の 179 百万円であった。中国を中心としたアジア向け販売の好調など により、売上高はほぼ会社計画通りとなった。営業利益は、販売構成の 変化による粗利益率の低下が主因で会社計画を 16.3%下回る結果とな ったものの、販促関連費用の抑制効果で増益を維持した。

◆ 17 年 8 月期の業績予想
・17/8 期の会社計画は、売上高が前期比 11.0%増の 5,100 百万円、営業 利益は同 41.8%増の 255 百万円である。今期は、品揃えの拡充や効果 的な販促によって増収を図る一方、販促関連費用などの経費コント ロールを強化することで、二桁増収増益を目指す考えである。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、売上高を前期比 11.0% 増の 5,100 百万円、営業利益は同 41.8%増の 255 百万円として、同社予 想と同水準を予想している。

◆ 事業戦略と中期業績見通し
・同社は事業の継続的な拡大のために、新規ブランドの開拓による品揃え の強化を図る方針である。また、OEM(コラボレーション)商品の拡充や 中国を中心とした海外市場への展開も積極的に進める方針である。
・当センターでは、上記の施策による業績拡大は継続すると考えており、 19/8 期まで増収増益が続くと予想する。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。