シンプロメンテ <6086> 17 年 2 月期は第二創業期として業務改善を進め、顧客満足度を高める方針

2016/05/02

全国の修理業者を組織化し、チェーン店の設備等のメンテナンスを一括受託
17 年 2 月期は第二創業期として業務改善を進め、顧客満足度を高める方針

業種:サービス業
アナリスト:高坂  茂樹

◆  事業内容
・シンプロメンテ(以下、同社)は、多店舗展開する顧客の店舗に備わる設備及び機器や内外装等の不具合について 24 時間 365 日体制で修理依頼を受け付け、迅速に対処するサービスを全国で展開している。
・コールセンターで受け付けた修理依頼は 5,054 社に上る協力業者の中から対応可能な業者に委託してサービスを提供している。16 年 2 月末のサービス提供先は外食チェーン 19,229 店をはじめ 26,215 店に及ぶ。

◆  16 年 2 月期決算
・16/2 期の業績は前期比 14.6%増収、101.7%営業増益で、同社の期初予想に対する達成率は売上高 108.4%、営業利益 133.5%であった。
・大幅増益要因は、既存顧客の深掘りや新規顧客獲得による増収効果に加え、協力業者や部品仕入先の見直しによる原価率改善、15/2 期に拡充した人員の生産性向上により販管費増が抑えられたこと等である。

◆  17 年 2 月期予想
・17/2 期業績について同社は前期比 11.4%増収、18.5%営業増益と予想している。第二創業期と位置付けて、将来の成長に備えて業務プロセスの再構築を行い、顧客満足度向上を図る方針である。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、16/2 期実績及び同社の17/2 期の経営方針を踏まえ、売上高を従来予想の 58 億円から 56 億円に、営業利益を 3.5 億円から 2.8 億円に減額修正した。

◆  増配が続く見通し
・同社は 16/2 期の 1 株当たり配当金について、業績回復に伴い、前期比 10 円増の年 25 円を予定している。17/2 期についても連続増益の想定に基づき、年 30 円への増配を計画している。
・当センターでは、18/2 期、19/2 期も高成長が続くと予想しており、配当性向 30%強を想定して連続増配を予想している。

 

  >>続きはこちら(1.25MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。