オプティム<3694> 16 年3月期上期業績は総じて堅調

2016/01/19

様々なモバイル情報端末をごく自然に使うためのサービスプロバイダー
16 年3 月期上期業績は総じて堅調

業種:情報・通信業
アナリスト:藤野敬太

◆「ネットを空気に変える」サービスプロバイダー
・オプティム(以下、同社)は、スマートフォンやタブレットPC等のモバイル情報端末をごく自然に使用するためのソリューションを提供するサービスプロバイダーである。数多くの特許で守られたテクノロジー・プラットフォームをベースに、様々なサービスを提供することが特徴である。

◆16年3月期上期決算の概要
・16/3期第2四半期累計(以下、上期)決算は、売上高が1,229百万円(前年同期比33.9%増)、営業利益が276百万円(同50.3%増)と、増収増益となった。
・売上高の約半分を占めるIoTプラットフォームサービスが好調だった。一方、サポートサービスの売上高の減少ペースが加速した。

◆16年3月期の業績予想
・16/3期業績について、同社は、売上高2,500百万円(前期比16.3%増)、営業利益500百万円(同24.4%増)という期初予想を据え置いた。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、売上高2,510百万円(前期比16.8%増)、営業利益520百万円(同29.4%増)という前回の予想を据え置いた。

◆中期業績予想
・当センターでは、17/3期以降の業績予想も据え置いた。前回同様、既存サービスのみを業績予想に織り込み、新規サービスは予想に織り込んでいない。
・IoTプラットフォームサービスの伸びにより、15~18%の増収が継続すれば、研究開発費のかけ方にもよるが、ライセンス販売型のビジネスモデルの強みで年30%程度の営業増益は可能と考える。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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