ＦＰＧ<7148> 足元の金融商品販売状況良好で、16 年9 月期も増収増益へ
独立系でタックス・リース・アレンジメント事業が主力
足元の金融商品販売状況良好で、16 年9 月期も増収増益へ
業種：証券業
ｱﾅﾘｽﾄ：松尾 十作
◆独立系のタックス・リース・アレンジメント会社
・ＦＰＧ（以下、同社）は、航空機、船舶、海上輸送用コンテナを対象としたタックス・リース・アレンジメント事業を主力事業としている。
◆15年9月期は大幅増収増益
・15/9期決算は、前期比144.7%増収、208.0%経常増益であった。主力のタックス・リース・アレンジメント事業は同159.5%増収であった。
・タックス・リース・アレンジメント事業の好調は、販売網の拡大、資金調達枠の拡大、案件組成の拡大によるものである。
◆16年9月期も好調続く
・16/9期について同社は、前期比10.7%増収、11.9%経常増益を見込んでいる。タックス・リース・アレンジメント事業は同5.6%増収、その他事業は同72.1%増収を想定している。
・証券リサーチセンター（以下、当センター）の業績予想は、従来予想を増額修正し24.1%増収、25.9%経常増益とした。第1四半期の金融商品の販売状況等を踏まえて、タックス・リース・アレンジメント事業の予想売上高を同社予想の14,918百万円を上回る17,000百万円と想定したためである。
◆投資に際しての留意点
・同社は配当性向について概ね30%以上を目標としている。
・当センターでは16/9 期の一株当たり配当金について同社予想を3円上回る年30.0円と予想する。17/9 期及び18/9 期の配当金は、増益基調の持続が見込まれることから、各々35.0円、40.0円と予想する。
・同社は、株式を中長期的に保有し続けてもらうため、保有期間及び株式数に応じたUCギフトカードを配布するように株主優待制度を改めた。
