日本管理センター<3276> サブリース戸数の積み上げで着実な利益成長を継続

2015/08/28

賃貸物件を一括で借上げるサブリースを主力に SSL で差別化
サブリース戸数の積み上げで着実な利益成長を継続

業種:不動産業
アナリスト:馬目  俊一郎

◆ 賃貸物件一括借上げのサブリースが主力
・日本管理センター(以下、同社)は、不動産オーナーから賃貸物件を一括で借り上げ、一般入居者に転貸するサブリースを主力事業としている。
・同社のビジネスモデルは、サブリース戸数の積み上げによるストックビジネスと考えられる。

◆ 15 年 12 月期上期決算は 5.1%営業増益
・15/12 期第 2 四半期累計(以下、上期)決算は売上高が前年同期比13.6%増の 16,890 百万円、営業利益は同 5.1%増の 819 百万円であった。売上面ではサブリース戸数の積み上げで二桁成長を遂げたものの、期中平均入居率の低下や一時的な販管費の増加で営業利益は一桁成長に留まった。

◆ 15 年 12 月期の会社計画は 28.3%営業増益の見通し
・15/12 期の会社計画は売上高が前期比 12.0%増の 33,601 百万円、営業利益は同 28.3%増の 1,703 百万円を見込む。相続税改正による不動産流動化でサブリース戸数の積み上げ加速と、イーベスト事業を拡大させる方針である。

◆ 証券リサーチセンターは 15 年 12 月期 23.6%営業増益を予想
・証券リサーチセンターの 15/12 期予想は売上高が前期比 14.4%増の34,300 百万円、営業利益は同 23.6%増の 1,640 百万円を見込む。上期の状況を考慮し、会社計画に対して売上高は計画を上回る水準を予想するものの、営業利益は若干の未達を見込むものである。

◆ 15 年 12 月期は配当性向 43.0%相当の年 24 円配を計画
・同社は配当性向 40%以上を表明し、15/12 期は配当性向 43.0%相当の年24 円配(前期比 4 円増配)を実施する方針である。

 

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。