メディアフラッグ<6067> 14 年 12 月期は買収効果等により大きく伸長。今後も二桁成長が継続する見通し

2015/05/25

店舗及び店頭に特化したマーケティング支援を主力に事業再生案件にも取り組む
14 年 12 月期は買収効果等により大きく伸長。今後も二桁成長が継続する見通し

業種:サービス業
アナリスト:柴田  郁夫

◆ 店舗及び店頭に特化したマーケティング支援を展開
・メディアフラッグ(以下、同社)は、覆面調査や店頭販促など、店舗及び店頭に特化したマーケティングを支援する業務を展開している。
・流通に関わるノウハウの高さに加えて、独自のマーケティングシステムや全国に組織化した調査員約 20 万人等を武器として、大手流通及び飲食チェーン、消費財メーカーからの受注件数を伸ばしてきた。アジアを軸とした海外展開や事業再生案件にも意欲的に取り組んでいる。

◆ 14 年 12 月期は計画を上回る増収増益
・14/12 期決算は、売上高 6,935 百万円(前期比 101.9%増)、営業利益332 百万円(同 34.5%増)と計画を上回る大幅な増収増益となった。
・子会社の連結化による上乗せやシナジー効果の発現などにより、特に下期での業績の伸びが大きかった。一方、14/12 期より開始した和菓子製造販売事業(事業再生案件)は、増収には大きく貢献したものの、利益面では概ね計画通りの損失計上となった。

◆ 15 年 12 月期も増収増益を見込む
・15/12 期の業績予想について同社は、売上高 8,000 万円(前期比15.4%増)、営業利益 400 百万円(同 20.5%増)と二桁の増収増益を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)でも、子会社連結化による寄与に加えて、想定以上に好調な受注環境が続いていることから、前回レポートの業績予想を見直し、同社予想と同水準に増額修正した。

◆ 中期業績予想
・当センターでは、16/12 期業績予想についても増額修正するとともに、新たに 17/12 期業績予想を策定した。
・海外を含め、好調な需要拡大が見込める営業支援事業及び流通支援事業が同社の成長を牽引し、17/12 期までの予想成長率は、売上高が年率 15.2%、営業利益が同 21.8%と見込んでいる。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。