IBJ<6071> ブランド認知の向上と潜在需要の掘り起しによる会員基盤の拡大が成長を牽引

2015/05/12

ネットとリアルを融合した複合型の婚活サービスを展開。東証二部に市場変更
ブランド認知の向上と潜在需要の掘り起しによる会員基盤の拡大が成長を牽引

業種:サービス業
アナリスト:柴田  郁夫

◆ ネットとリアルを融合した複合型の婚活サービスを展開
・IBJ(以下、同社)は、日本最大級の婚活サイトや結婚相談ラウンジの運営の他、全国の結婚相談所をシステムでネットワーク化するなど、ネットとリアルを融合した複合型の婚活事業を展開している。
・幅広い集客チャネルにより獲得した会員数は約 32 万人と国内最大規模を誇る。14 年 12 月に東証 JQS から東証二部へ市場変更となった。

◆ 14 年 12 月期は会社予想を上回る増収増益決算
・14/12 期決算は、売上高が前期比 28.8%増、営業利益が同 42.8%増と同社予想を上回る大幅な増収増益となった。
・幅広い集客チャネルが相互に機能したことにより会員基盤が順調に拡大したことが業績の伸びに寄与した。特に、好調なイベント事業が想定以上に伸長した。

◆ 15 年 12 月期も引き続き好調な業績が持続される見通し
・15/12期の業績予想について同社は、売上高は前期比16.4%増、営業利益は同 22.1%増を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、15/12 期業績予想について、14/12 期の実績等を踏まえ、前回予想(14 年 10 月)を増額修正した。売上高、各利益ともに同社予想とほぼ同水準を見込んでいる。

◆ 中期業績予想
・当センターでは、中期業績予想についても増額修正するとともに、新たに 17/12 期の業績予想を策定した。
・既存事業における会員基盤の拡大が同社の中期的な業績の伸びを牽引するものと想定し、17/12 期までの成長率は売上高を年率 16.5%、営業利益を同 24.8%と予想している。
・会員基盤を活かした新事業創出や婚活事業の海外展開など、事業領域の拡大が業績の上振れ要因となる可能性も考えられる。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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