PRONI(479A)SaaS、DX、AI領域でのマッチング成立数拡大で利益拡大局面に
中小企業と課題解決のサービス提供者を繋ぐマッチングプラットフォームを運営
SaaS、DX、AI領域でのマッチング成立数拡大で利益拡大局面に
業種:情報・通信業
アナリスト:鎌田良彦
◆ 中小企業と課題解決のサービスを提供する企業をマッチング
PRONI(以下、同社)は、様々な経営課題を抱える中小企業と、それらの経営課題を解決するサービスを提供する企業を繋ぐマッチングプラットフォームPRONI アイミツの運営を行っている。
事業は、サービスを発注する中小企業(以下、発注企業)の手数料は無料とし、サービスの提供を行う企業(以下、受注企業)からマッチング手数料やシステム利用料等を得る仕組みである。
発注企業は、PRONI アイミツのWebフォームに従い経営課題に対応する必要なサービスを選択していき、最終的には発注企業の支援を行う同社のDXコンシェルジュのサポート等を受けて、詳細な発注仕様書を作成する。
この発注仕様書を基にPRONI アイミツのマッチングシステムで、過去のマッチングデータ等を参考に、生成AI等を活用し、同社に登録した受注企業の中から最適なマッチング企業を提示する。同社はマッチング企業を選定したり、商談の日程調整をした段階でマッチング手数料を得、マッチング後の商談や契約までの手続きは、発注企業と受注企業間で行う。
25年10~12月に課金が発生した受注企業は1,088社あり、サービスの提供カテゴリーは、SaaS、IT・システム関連、営業・マーケティング、BPO(アウトソーシング)、オフィス・施設、人材・専門家等多岐にわたる。近年はDXやSaaS、AI領域に注力しており、25/12期の課金収益では会計や人事のクラウドサービス等のSaaSや、ホームページ制作及びシステム開発等のIT・システム関連といったDX関連のサービスが84%を占めた(図表1)。
料金体系は、マッチングが成立した際の従量課金であるマッチング課金と、月額固定の月額課金、月額課金に付随する初期費用等のその他課金からなる。月額課金は想定紹介件数に基づく半年ごとの契約となっており、同社にとってはマッチング成立数に関わらず、固定収益となっている。
SaaS領域ではマッチング課金、それ以外の領域では月額課金が中心となっている。マッチング課金では、同社が複数の企業を候補として提示した場合、それぞれの企業からマッチング手数料を得る。月額課金の場合は、IT・システム関連を始め、受注企業のキャパシティや納期の関係もあるので、同社が候補企業として挙げ、受注企業が承諾した場合にマッチング成立となる。手数料率はカテゴリー毎に、サービスの需給等を反映して異なっている。