テラテクノロジー(483A)大手SIer・ITベンダーからの受注をベースに最終顧客との直接取引拡大を目指す

2026/01/06

大企業や官公庁・公的機関向けシステム開発に特化した独立系情報サービス会社
大手SIer・ITベンダーからの受注をベースに最終顧客との直接取引拡大を目指す

業種:情報・通信業
アナリスト:村木雄一

◆ システム開発に特化した独立系情報サービス会社
テラテクノロジー(以下、同社)はシステム開発に特化した独立系情報サービス会社である。91年に富士通の技術者だった現代表取締役の宮本一成氏により設立された。連結子会社は製造業向けシステム開発を行う知識工学の1社のみである。

同社の事業はシステム開発が売上高の100%を占める。受注は富士通(6702 東証プライム)、TIS(3626東証プライム)といった大手SIerやITベンダー等の一次請けからが約7割、最終顧客からの直接受注が約3割となっている。いずれも最終顧客は大企業や官公庁・公的機関である。

25/3期における開発業務の分野別の売上高構成比は、公共分野16.8%、通信分野12.2%、情報サービス分野36.2%、金融分野12.5%、製造その他分野22.3%であった(図表1)。

◆ 公共分野
大手ITベンダーからの受託開発を中心に、官公庁向けシステムや公共インフラに関連するシステム開発を行っている。代表的な案件としては電子申請のシステム開発が挙げられ、03年に受注してから法改正対応をはじめとする各官公庁からの改善要望に応じた開発実績を積み重ねている。

◆ 通信分野
大手通信キャリアが提供する各種サービスや独自の機能に関するシステム開発を受託している。代表的な案件としては携帯電話のショートメッセージのサービス開発が挙げられ、キャリア間の連携対応や緊急地震速報の即時告知機能等、サービスの進歩に応じて生じた開発案件に継続的に携わってきた。なお、通信分野は大手ITベンダーからの受注もあるが、最近は通信キャリアから直接受注するケースが増えている。

◆ 情報サービス分野
大手情報提供サービス会社の記事レイアウト、大手プロバイダーの契約・請求管理、クラウドサービス事業者が提供するインフラ基盤の構築等のシステム開発を継続的に受託している。

◆ 金融分野
主に、銀行や証券会社、生命保険会社等のバックオフィスシステムの保守(システム稼働後のメンテナンス開発が中心)を受託している。なお、同社は入出金の処理を行う勘定系システムではなく、営業などの業務支援に関連する情報系システムの開発を得意としている。

◆ 製造その他分野
産業機器や車載装備に組み込まれるソフトウェアの開発を得意としている。また、自社開発した中小企業向けのビジネスチャットサービス「ChatCo!(チャトコ)」の売上高も製造その他分野の売上高として計上されている。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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