フィットクルー(469A)リカーリング収益比率の上昇により、利益率が改善

◆ パーソナルトレーニングジムを直営で展開
フィットクルー（以下、同社）は、パーソナルトレーニングジムを直営で展開している。整骨院を開業していた現代表取締役である鹿島紘樹氏は健康障害を未然に防ぐ「予防的ヘルスケア」が重要であるとの考えから、15年1月に同社を設立し、女性専用のパーソナルジムを開業した。同社の事業ブランドは、トレーニングジム店ブランドである「UNDEUX SUPERBODY」、「UNDEUX SUPERBODY LIFE」、「Dr.plus Fit」、トレーナー養成スクールブランド「プロジム」の合計4ブランドで構成されている（図表1）。

出店は東京、千葉、埼玉、神奈川の首都圏並びに大阪に比較的集中している（図表2）。

UNDEUX SUPERBODYトレーニングジムの主力ブランドで、15年1月に初出店した。短期間で理想の身体を作る、女性専用パーソナルトレーニングジムで、主な対象は美容及び健康意識が高い若年女性である。2カ月～4カ月の集中コースを提供しており、23万円から44万円（入会金は別途）という価格設定である。集中コースの修了者にはリバウンド防止などを目的とした月額制のアフターコースが提供されている。

UNDEUX SUPERBODY LIFEは21年7月に初出店した。顧客対象を広げるため、若年女性を対象に利用しやすい価格でパーソナルトレーニングを提供しており、近年店舗展開に注力しているブランドである。地域によって価格は異なるが、月額17,600円（入会金は別途）からとなっている。

Dr.plus Fitは22年10月からスタートしたブランドで、運動と栄養指導でサポートするパーソナルトレーニングジムである。性別に関係なく利用可能で、若年からミドルシニアの幅広い男女を対象としている。

プロジムは店舗を展開するためにはパーソナルトレーナーが必要であるとの認識から18年4月に開校されたパーソナルトレーナー養成スクールである。

価格体系はパーソナル対応であるため、セルフトレーニング主体のフィットネスクラブと比較して高くなっている（図表3）。

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