ブロードマインド(7343)25年3月期は主力の生命保険代理店業が牽引して増収増益となる会社計画

2024/07/18

世帯年収300~2,000万円の所得層向けに包括的な金融サービスを提供
25年3月期は主力の生命保険代理店業が牽引して増収増益となる会社計画

業種:保険業
アナリスト:藤野敬太

◆ 会社概要
・ブロードマインド(以下、同社)は、主に20歳代~40歳代の世帯年収300万円以上2,000万円未満の一般の所得層向けに、生命保険を中心に金融コンサルティングサービスを提供している。

◆ 24年3月期決算
・24/3期決算は、売上高5,221百万円(前期比20.8%増)、営業利益722百万円(同16.7%増)となった。同社は23年11月、24年2月の2度にわたって会社計画を上方修正したが、2月に修正した水準には未達となった。ただし、年換算保険料が高い貯蓄性保険の販売増加によって主力の生命保険代理業が前期並みの増収を維持したところに、不動産販売業の大幅増収が貢献し、好調を維持した。

◆ 25年3月期業績予想
・25/3期業績について、同社は、売上高6,170百万円(前期比18.2%増)、営業利益820百万円(同13.5%増)を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、25/3期業績について、売上高6,159百万円(前期比18.0%増)、営業利益829百万円(同14.9%増)と会社計画とほぼ同水準を予想した。コンサルタントの増加や良好な販売環境に、前期の店舗移管により引き継いだ契約による貢献が加わる生命保険代理店業が牽引する展開を予想した。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、26/3期は前期比15.0%増収、27/3期は同9.0%増収となり、売上高営業利益率は26/3期15.8%、27/3期16.7%と上昇していくと予想した。
・同社は27/3期に売上高8,000百万円、営業利益1,280百万円を目標とする中期経営計画を掲げている。中期経営計画の要諦はコンサルタントの増強であり、その採用と育成に注力していく方針は変わらない。当センターでは、引き続き、採用計画及び人員の戦力化の進捗に注目したい。

>>続きはこちら(1,8MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

このページのトップへ