ジャパンワランティサポート(7386)BPO事業の拡大や売上総利益率の上昇等による成長継続を予想

2024/06/17

住宅設備機器の延長保証事業をBtoBtoC形態で展開
BPO事業の拡大や売上総利益率の上昇等による成長継続を予想

業種:その他金融業
アナリスト:大間知淳

◆ 住宅設備機器の延長保証事業をBtoBtoC形態で展開
・ジャパンワランティサポートは、住宅設備機器の延長保証事業をBtoBtoC形態で展開している。
・住宅設備機器の延長保証サービスである「あんしん修理サポート」を主力サービスとしているが、近年、緊急駆け付けサービス(鍵の紛失や水回りのトラブル等への対応)等を「あんしん修理サポート」に付帯したサービスである「あんしん住宅サポート24h」やBPO事業等の周辺サービスを強化している。

◆ 24年9月期上期決算は22%増収、38%営業増益
・24/9期第2四半期累計期間(以下、上期)決算は、前年同期比22.4%増収、38.2%営業増益であった。BPO事業の急拡大や保証サービスの増加により、売上高が拡大したほか、BPO事業の売上高構成比の上昇に伴う売上総利益率の上昇、増収効果に伴う売上高人件費率の改善等により、営業利益率も同4.7%ポイント上昇した。

◆ 24年9月期の会社計画は「29%増収、46%営業増益」を据え置き
・上期実績は会社計画を上回ったものの、大手顧客であるヤマダデンキからの新規会員登録の減少等を考慮し、29.2%増収、46.0%営業増益を見込む24/9期計画を同社は据え置いた。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、ヤマダデンキとの契約内容の変更や24/9期上期実績等を踏まえて24/9期予想を見直し、売上高を2,072百万円→2,069百万円(前期比24.3%増)に下方修正した一方、営業利益を843百万円→899百万円(同45.3%増)に上方修正した。

◆ BPO事業等の拡大等を想定し、成長継続を予想
・当センターでは、24/9期上期実績やヤマダデンキとの契約内容の変更等を踏まえ、25/9期以降の業績予想を見直した。
・BPO事業の拡大、売上総利益率の上昇等を想定し、25/9期は前期比9.9%増収、10.1%営業増益、26/9期は同9.0%増収、9.2%営業増益と予想している。

>>続きはこちら(1,2MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

このページのトップへ