ビズメイツ(9345)独自のポジションにおいて高付加価値なビジネスを確立している

2024/03/15

オンラインビジネス英会話サービス「Bizmates」を運営
独自のポジションにおいて高付加価値なビジネスを確立している

業種:サービス業
アナリスト:大間知淳

1.会社概要
・ビズメイツ(以下、同社)は、オンラインビジネス英会話サービス「Bizmates」等を運営するランゲージソリューション事業と、外国籍ITエンジニア等を対象にした人材紹介サービス「G Talent」等を提供するタレントソリューション事業を展開している。
・23/12期の売上高構成比は、ランゲージソリューション事業95.7%(うち個人顧客向け51.0%、法人顧客向け44.7%)、全てが法人向けのタレントソリューション事業4.3%となっている。

2.財務面の分析
・有料会員数の増加に伴うランゲージソリューション事業の持続的な拡大等により、17/12期から23/12期に掛けて、売上高は年平均23.0%増加した。一方、経常利益は、増収効果等により、同期間で同38.4%増加した。
・成長性、財務の安全性、収益性の面で類似企業に比べ魅力的である。

3.非財務面の分析
・知的資本の源泉は、オンラインビジネス英会話への特化と、個人顧客及び法人顧客のニーズへの対応力にある。オンラインビジネス英会話という独自のポジションにおいて高付加価値なビジネスを確立している。

4.経営戦略の分析
・同社は、ランゲージソリューション事業では、顧客層の拡大、コーチングマーケットの獲得、オフライン市場の開拓、テクノロジー活用を、タレントソリューション事業では、事業領域の拡大を成長戦略としている。

5.アナリストの評価
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、24/12期の業績について、23/12期実績や、本社移転関連費用の計上、フィリピンペソ高の影響等を踏まえ、前期比10.0%増収、22.5%営業減益と予想した。
・当センターでは、本社移転関連費用の剥落や、両事業の需要の拡大を想定し、25/12期は前期比9.0%増収、58.6%営業増益、26/12期は同7.7%増収、18.7%営業増益を予想している。

>>続きはこちら(1,8MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

このページのトップへ