ブロードマインド(7343) 24年3月期はコンサルタント拡充と不動産販売の増加により増収増益の会社計画

2023/07/31

世帯年収300~2,000万円の所得層向けに包括的な金融サービスを提供
24年3月期はコンサルタント拡充と不動産販売の増加により増収増益の会社計画

業種:保険業
アナリスト:藤野敬太

◆ 会社概要
・ブロードマインド(以下、同社)は、主に20歳代~40歳代の世帯年収300万円以上2,000万円未満の一般の所得層向けに、生命保険中心に金融コンサルティングサービスを提供している。

◆ 23年3月期決算
・23/3期決算は、売上高4,324百万円(前期比19.4%増)、営業利益618百万円(同25.9%増)となった。年換算保険料が高い貯蓄性保険の販売の増加による主力の生命保険代理業の増収率の回復と、販売案件が増加した不動産販売業の増収が業績を牽引した。

◆ 24年3月期業績予想
・24/3期業績について、同社は、売上高5,000百万円(前期比15.6%増)、営業利益685百万円(同10.7%増)を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、24/3期の業績予想を、売上高4,987百万円(前期比15.3%増)、営業利益697百万円(同12.7%増)とした。主力の生命保険代理店業の前期比7.8%増収に加え、不動産販売業の販売増が業績拡大に貢献すると予想した。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、25/3期は前期比9.8%増収、26/3期は同9.6%増収となり、売上高営業利益率は25/3期14.1%、26/3期14.4%と緩やかに上昇していくと予想した。
・同社は25/3期に売上高5,000百万円、営業利益750百万円を目標とする中期経営計画を掲げているが、売上高目標は24/3期に達成する見込みである。一方、中期経営計画の要諦はコンサルタントの増強であり、その採用と育成に資金を投じていく方針は変わらない。当センターでは、25/3期の営業利益達成に向けての採用計画及び人員の戦力化の進捗に注目している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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