スタメン(4019) 提供するプラットフォーム「TUNAG」の利用企業数の増加により業績拡大が続く

2023/04/11

社内の情報共有を支援するエンゲージメント経営プラットフォーム事業を展開
提供するプラットフォーム「TUNAG」の利用企業数の増加により業績拡大が続く

業種: 情報・通信業
アナリスト:佐々木加奈

◆ 事業内容
・スタメン(以下、同社)は、エンゲージメント経営プラットフォーム「TUNAG」及びコミュニティ運営プラットフォーム「FANTS」を提供しており、「TUNAG」が売上高の9割程度を占めている。
・同社は、エンゲージメントを会社と従業員及び従業員同士の相互信頼関係が確立されている状態と定義し、「TUNAG」によって企業のエンゲージメント向上を図り、企業活動を支援している。

◆ 22年12月期決算の概要
・22/12期の売上高は前期比42.4%増の1,300百万円、営業利益は同3.9倍の131百万円であった。人材紹介を行う子会社が連結対象となり22/12期から連結決算に移行したため、前期比は単体数値との比較である。「TUNAG」の利用企業数の増加による増収が続き、人件費や広告宣伝費などの増加を吸収して大幅な増益とった。

◆ 23年12月期の業績予想
・23/12期の会社計画は、売上高が前期比34.6%増の1,750百万円、営業利益が同14.5%増の150百万円である。「TUNAG」の利用企業数の増加により大幅な増収が続くが、人件費等の増加により営業利益の伸び率は増収率を下回る計画となっている。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、23/12期の売上高を1,762百万円(前期比35.5%増)、営業利益を159百万円(同21.4%増)と予想した。「TUNAG」の利用企業数の増加により売上高を前回予想の1,644百万円から増額し、販管費の増加により営業利益は同167百万円から若干減額している。

◆ 今後の事業戦略
・同社は、「TUNAG」の利用企業数増加による事業拡大を目指し、営業担当の増員や拡張機能の開発などに取り組む考えを示している。
・当センターでは、サポート体制の強化や機能の拡張により利用企業数が増加し、同社の事業規模拡大につながると考え、24/12期以降も増収増益が続くと予想している。

>>続きはこちら(1,9MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

このページのトップへ