アズーム<3496> 22年9月期上期は受託台数の拡大等により予想を上回る増収増益

◆ 月極駐車場の検索サイトやサブリースサービスを展開
・アズーム（以下、同社）は、月極駐車場の検索サイト「カーパーキング」を通じて、「月極駐車場紹介サービス（以下、紹介サービス）」のほか、自ら貸し手となる「月極駐車場サブリースサービス（以下、サブリースサービス）」等を展開している。

◆ 22年9月期上期業績は会社予想を上回る増収増益
・22/9期第2四半期累計期間は、売上高3,021百万円（前年同期比29.8%増）、営業利益422百万円（同66.7%増）と会社予想を上回る増収増益となった。
・マンション及びオフィスビルの駐車場施設を中心とした受託台数の拡大や高稼働率の維持により、サブリースサービスが大きく伸長した。

◆ 22年9月期も引き続き増収増益を見込む
・22/9期の業績予想について同社は、期初予想を据え置き、売上高6,400百万円（前期比28.7%増）、営業利益850百万円（同67.5%増）と、引き続き増収増益を見込んでいる。
・証券リサーチセンター（以下、当センター）では、サブリースサービスにおける平均月単価が想定を上回って推移していること等を踏まえ、22/9期予想を増額修正し、売上高6,450百万円（前期比29.7%増）、営業利益900百万円（同77.3%増）と予想した。

◆ 今後の成長戦略と中期業績予想
・同社の成長戦略は、1）駐車場データベースの拡充、2）事業展開エリアの拡大・深掘り、3）事業領域の拡大により、賃料収入（サブリースサービス）及び手数料収入（紹介サービス）、新規事業の育成・開発の3つの軸を積み上げていくものである。
・当センターでは、22/9期予想を増額修正したことに伴い、23/9期予想及び24/9期予想についても増額修正した。ただ、23/9期以降の成長率に大幅な見直しはない。空き駐車場問題の深刻化や不動産業界におけるDX化の進展などから判断して、持続的な成長は可能であると評価し、3年間の平均売上成長率を22.1%、24/9期の営業利益率は17.7 %まで上昇すると予想した。

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