ブランディングテクノロジー<7067> 顧客のマーケティング投資の回復が寄与して23年3月期も増収増益見込み

2022/07/22

ブランディングやデジタルマーケティング支援のための様々なソリューションを提供
顧客のマーケティング投資の回復が寄与して23年3月期も増収増益見込み

業種: サービス業
アナリスト: 佐々木 加奈

◆ 事業内容
・ブランディングテクノロジー(以下、同社)グループは同社を始めとする関係会社の合計5社で構成されている。顧客が抱える収益拡大や人材育成に関する課題に対するソリューションを提供するブランド事業、マーケティング戦略に関するソリューションを提供するデジタルマーケティング事業が主力で、その他のセグメントはオフショア関連事業である。

◆ 22年3月期決算の概要
・22/3期の売上高は前期比11.7%増の4,939百万円、営業利益は111百万円(21/3期は114百万円の損失)であった。既存顧客のマーケティング投資が回復したことに加え新規顧客開拓も進み、デジタルマーケティング事業、ブランド事業とも増収となった。21/3期から進めている経費削減の効果もあり、2月に上方修正した営業利益計画90百万円を上回った。

◆ 23年3月期の業績予想
・23/3期の会社計画は、売上高が前期比6.3%増の5,250百万円、営業利益が同42.3%増の158百万円である。顧客企業のデジタルマーケティングに対する需要が拡大し、案件獲得が順調に進んでいることから、増収増益を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、22/3期実績及び同社の取り組みを踏まえ23/3期業績予想を修正し、売上高5,257百万円、営業利益160百万円と予想した。

◆ 事業戦略と中期業績見通し
・同社は、顧客の業種や経営課題に合わせたサービス提供の強化などに取り組み、持続的な事業規模拡大を目指す考えである。
・当センターでは、同社が地域や業種を限定せず、幅広い顧客開拓を進めていること、多くの顧客との取引を継続していることが今後の業績拡大につながると考え、24/3期以降も増収増益を予想した。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。