ホームポジション<2999> デザイン・街並み重視の住宅による差別化と関東エリアの事業拡大で成長を目指す

2022/06/27

静岡県を地盤に東海・関東エリアで住宅一次取得者向けに戸建分譲住宅を販売
デザイン・街並み重視の住宅による差別化と関東エリアの事業拡大で成長を目指す

業種: 不動産業
アナリスト: 鎌田 良彦

◆ 東海・関東エリアで住宅一次取得者向けに戸建分譲住宅を販売
ホームポジション(以下、同社)は、創業来の地盤である静岡県を含む東海エリア(静岡県、愛知県、岐阜県)と関東エリア(埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県)で、戸建分譲住宅の販売を行っている。顧客ターゲットは、住宅を初めて取得する住宅一次取得者となっている。

同社の事業セグメントは、戸建分譲事業の単一セグメントであるが、戸建分譲住宅の他、戸建注文住宅、土地の販売も行っており、エリア別の販売件数を開示している。21/8期では販売件数486棟のうち、東海エリアが398棟、構成比81.9%、関東エリアが88棟、同18.1%となっている(図表1)。

21/8期の販売件数486棟のうち、戸建注文住宅と土地販売を除く戸建分譲住宅の販売棟数は422棟だった。戸建分譲住宅以外の64棟では、土地の販売件数が多い。

戸建分譲住宅422棟を販売価格帯別に見ると、2,000万円以上2,500万円未満が147棟、構成比34.8%と最も多く、次いで2,500万円以上3,000万円未満が121棟、同28.7%となっており、両価格帯で268棟、同63.5%と全体の約三分の二を占めている(図表2)。

エリア別の住宅販売価格の中心レンジは土地価格の違いを反映して、東海エリアでは2,000万円台半ばから3,000万円台前半、関東エリアでは3,000万円から4,000万円台半ばとなっているようである。

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資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。