みらいワークス<6563> 24年9月期の売上高100億円達成に向け、22年9月期は投資先行の期となる

2022/04/19

独立した働き方をするプロフェッショナル向けに特化した人材サービスを展開
24年9月期の売上高100億円達成に向け、22年9月期は投資先行の期となる

業種: サービス業
アナリスト: 藤野敬太

◆ 会社概要
・みらいワークス(以下、同社)は、主力サイトの「FreeConsultant.jp」の運営を通じて、フリーランス等の独立した働き方を選択するコンサルタント等のプロフェッショナル人材を対象にしたサービスを展開している。

◆ 21年9月期決算
・21/9期決算は、売上高4,907百万円(前期比18.1%増)、営業利益232百万円(同201.6%増)となった。期初の会社計画に対する達成率は、売上高が98.1%、営業利益が194.0%であった。第3四半期以降、新型コロナウイルス禍が再度影響するなど売上高で伸び悩む時期があったが、主力サービスの利益率改善と、新規事業の収益化によって、利益は期初計画を大きく上回った。

◆ 22年9月期業績予想
・22/9期業績について、同社は売上高6,000百万円(前期比22.3%増)、営業利益250百万円(同7.4%増)と予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、22/9期の業績を、売上高5,982百万円(前期比21.9%増)、営業利益268百万円(同15.4%増)と予想した。主力のFCエージェント事業の契約件数の増加が全体の増収を牽引するほか、新規事業の収益化が進むものとした。高利益率の有料職業紹介案件の増加による売上総利益率の上昇を見込む一方、24/9期に向けた成長のための積極投資が続くものとして、売上高営業利益率は同0.2%ポイント低下の4.5%と予想した。

◆ 今後の注目点
・当センターは、23/9期は前期比29.5%増収、24/9期は同26.8%増収となり、24/9期の売上高営業利益率は6.0%になると予想した。
・24/9期に売上高100億円を目指す事業計画の詳細が開示された。計画達成に向けては、FCエージェント事業で直接営業人員が期待通りの生産性で稼働することと、新規事業の収益化が進むことが鍵を握るものと思われるため、これらの進捗状況に注目していきたい。

>>続きはこちら(1.52 MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。