ブランディングテクノロジー<7067> 売上高は回復基調にあり、22年3月期の営業黒字見込みに変化なし

2021/12/07

ブランディングやデジタルマーケティング支援のための様々なソリューションを提供
売上高は回復基調にあり、22年3月期の営業黒字見込みに変化なし

業種: サービス業
アナリスト: 佐々木 加奈

◆ 事業内容
・ブランディングテクノロジー(以下、同社)グループは同社を始めとする関係会社の合計5社で構成されている。顧客が抱える収益拡大や人材育成に関する課題に対するソリューションを提供するブランド事業、マーケティング戦略に関するソリューションを提供するデジタルマーケティング事業が主力で、その他のセグメントはオフショア関連事業である。

◆ 22年3月期上期決算の概要
・22/3期第2四半期累計期間(以下、上期)の売上高は前年同期比5.4%増の2,243百万円、営業利益は39百万円(前年同期は90百万円の損失)であった。デジタルマーケティング事業は小幅な減収となった一方、ブランド事業は新規顧客開拓が進み大幅増収となった。利益率の高いブランド事業が好調であったことに加え、21/3期から進めている経費削減の効果もあり、営業黒字となった。

◆ 22年3月期は黒字転換を見込む
・22/3期の会社計画は、売上高が前期比13.1%増の5,000百万円、営業利益が50百万円(21/3期は114百万円の損失)である。同社は上期予想を開示していないが、順調な進捗として通期予想を変更していない。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、上期実績を踏まえて22/3期の利益予想を増額修正したが、下期及び23/3期以降の予想については変更していない。

◆ 事業戦略と中期業績見通し
・同社は、顧客の業種や経営課題に合わせたサービス提供の強化などに取り組み、持続的な事業規模拡大を目指す考えである。
・当センターでは、同社が地域や業種を限定せず、幅広いクライアントの開拓を進めてきた実績から、新規顧客の獲得を進めることは可能と考え、23/3期以降の増収増益を予想している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。