Macbee Planet<7095> 既存事業の拡大と買収子会社の貢献を織込み、成長継続を予想

2021/09/08

データを活用した分析サービスを提供する成果報酬型マーケティング支援会社
既存事業の拡大と買収子会社の貢献を織込み、成長継続を予想

業種: サービス業
アナリスト: 大間知 淳

◆ 成果報酬型のマーケティング支援会社
・Macbee Planet(以下、同社)は、データを活用した分析サービスを提供するマーケティング支援会社である。
・マーケティング活動の戦略立案や運用支援を行う「アナリティクスコンサルティング(以下、AC)事業」と、Web接客ツール「Robee」を通じて、新規ユーザーの獲得や、既存ユーザーの解約防止を支援する「マーケティングテクノロジー(以下、MT)事業」を展開している。多くのクライアントと成果報酬型料金で契約している点に特徴がある。

◆ 21年4月期単体決算は51%増収、111%営業増益
・21/4期単体決算は、前期比51.2%増収、111.1%営業増益であった。中核サービスであるAC事業に加え、先行投資を実施してきたMT事業も急拡大したため、20年9月に公表した会社計画(12.9%増収、6.9%営業増益)を大幅に上回った。

◆ 22年4月期の連結会社計画は23%増収、27%営業増益
・22/4期連結決算について同社は、AC事業を中心とする単体業績の拡大や、分社化した解約防止支援(リテンションマーケティング)事業の成長等により、22.7%増収、27.3%営業増益を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、21/4期実績等を踏まえて既存事業の見通しを上方修正すると共に、決算発表後に公表された買収子会社の貢献を織込み、22/4期の業績予想を見直した。売上高を8,990百万円→12,580百万円、営業利益を691百万円→1,061百万円に上方修正した。前期比では28.6%増収、35.0%営業増益と予想した。

◆ 既存事業の拡大と買収子会社の貢献等により成長継続を予想
・当センターでは、AC事業の見通しの引上げや、買収子会社の貢献を織込み、23/4期の予想も引上げた。23/4期は9.8%増収、14.1%営業増益、24/4期は6.3%増収、6.4%営業増益と成長が継続すると予想した。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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