global bridge HOLDINGS<6557> 21年12月期は既存施設の園児数増加により営業損失が縮小する計画に変更なし

2021/09/06

認可保育園と小規模保育施設の運営を行うチャイルドケア事業が主力
21年12月期は既存施設の園児数増加により営業損失が縮小する計画に変更なし

業種: サービス業
アナリスト: 佐々木 加奈

◆ 事業内容
・global bridge HOLDINGS(以下、同社)グループは、持株会社である同社と連結子会社3社で構成されている。認可保育園などを運営するチャイルドケア事業、サービス付き高齢者向け住宅などを運営するエルダリーケア事業、保育園運営管理システムを全国の保育施設に提供するテック事業を行っており、チャイルドケア事業の売上構成比が9割超を占めている。

◆ 21年12月上期決算の概要
・21/12期第2四半期累計期間(以下、上期)の売上高は前年同期比19.2%増の4,621百万円、営業損失375百万円(前年同期は941百万円の損失)であった。主力のチャイルドケア事業は認可保育園6施設の開設と既存施設の園児数増加により売上高は前年同期比19.4%増の4,339百万円となった(内部売上高を除く)。職員配置の適正化を進めた効果でセグメント損失は前年同期の386百万円から146百万円に縮小した。

2112月期の業績予想
・21/12期の会社計画は、売上高が9,733百万円(前期比17.0%増)、営業損失が226百万円(20/12期は1,380百万円の損失)である。同社は上期計画については公表していなかったが、順調な進捗として期初に公表した通期計画を変更していない。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)でも会社計画線上の前回予想を据え置いている。

◆ 今後の事業戦略
・同社は、同社は、認可保育園の新規開設、保育園管理システムの普及に注力し、事業規模拡大を目指す考えである。
・当センターでは、当面は新規施設の開設による増収が続き、開設年数を経た収益率の高い施設が増加するにつれて、損益改善が進むと考えている。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。