アイリックコーポレーション<7325> 期初計画で営業赤字想定だった21年6月期上期は営業利益を確保

2021/04/14

来店型乗合保険ショップチェーン「保険クリニック」を運営
期初計画で営業赤字想定だった21年6月期上期は営業利益を確保

業種: 保険業
アナリスト: 藤野敬太

◆ 会社概要
・アイリックコーポレーション(以下、同社)は、「保険クリニック」の店舗ブランドで国内初の来店型乗合保険ショップチェーンを運営する企業である。保険見直しのコンサルティングのためのシステムを自社で開発していることが大きな強みとなっている。

◆ 21年6月期第2四半期累計期間決算
・21/6期第2四半期累計期間(以下、上期)決算は、売上高2,163百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益80百万円(同67.4%減)となった。新型コロナウイルス禍で保険販売事業の売上高は伸び悩んだものの、ソリューション事業のFC部門とシステム事業の好調と、オンライン移行による一部費用の抑制が貢献した。その結果、期初計画での営業赤字想定に対し、黒字を確保した。

◆ 21年6月期業績予想
・21/6期業績について、同社は、売上高を前期比15.1%増~19.9%増、営業利益を同4.0%減~4.3%増という期初計画を据え置いている。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、21/6期の業績予想を、売上高4,650百万円(前期比11.6%増)、営業利益469百万円(同2.0%減)とした。保険販売事業を慎重に想定したのと、ソリューション事業のAS部門で上期に発生した一部顧客の解約を考慮して売上高は会社計画レンジを下回るとしたが、費用抑制等により営業利益は会社計画のレンジ内におさまるものとした。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、新型コロナウイルス禍の影響が一巡することを前提に、22/6期15.0%増収、23/6期18.4%増収を見込み、売上高営業利益率は22/6期には12.0%、23/6期には15.0%へ上昇していくものと予想した。
・20/6期末に中期計画を公表したが、テレビ広告投入による知名度向上と、増加する来客に対応するための業務のDX化を推進する内容であり、当面はこれらの取り組みの進捗を確かめていく展開となろう。

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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